姶良市(あいらし)の地層
姶良の名前を世界的にした姶良カルデラは、姶良市の南に広がる鹿児島湾奥部に位置します。姶良市は、桜島のような活火山の地下の様子や海底に流れ込んだ溶岩の状態を観ることのできる地域です。約80万年~40万年前は海で、海底に堆積した地層の中にマグマが貫入し、その後隆起して、マグマが固まった火山岩の周りの海の地層が削られて出現した岩頸(蔵王岳、湯湾岳、片子山、劔ノ岡)が並び、海成化石が見つかる層が広がっています。縄文時代の噴火口である米丸や住吉池もあり、まさにジオ・ミュージアムです。
姶良市の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
堆積岩類
国分層群
山之口層
郡山層
火山岩類
米丸玄武岩
白浜玄武岩
平松玄武岩
湯湾岳安山岩
北薩新期火山岩類
火砕流堆積物
大隅降下軽石・妻屋火砕流・亀割坂角礫層・入戸火砕流
阿多(蒲生)火砕流
加久藤火砕流
火山
住吉池・米丸マール
姶良カルデラ
地形
鹿児島湾北部の平野の段丘