志布志市(しぶしし)の地層
志布志市東部は古第三紀の深海に堆積した日向層群や日南層群が分布し、海底地滑りの証拠であるスランプ構造が発達しています。これらの地層が露出する志布志湾に沿った海岸はダグリ岬に代表される景勝地で、沖合には亜熱帯植物群の繁茂する枇榔島があります。中央部から西部は入戸火砕流のシラス台地が広がり、志布志の海岸では阿多火砕流を覆う入戸火砕流最下部の降下軽石層が3メートル以上の厚さで分布しています。安楽川流域では入戸火砕流は溶結しており、大崎町の神領古墳の石棺は、この溶結凝灰岩で造られていました。
志布志市の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
- ●堆積岩類
- 夏井層
- 四万十累層群:日向層群・日南層群
- ●火砕流堆積物
- 幸屋火砕流
- 大隅降下軽石・入戸火砕流
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