大崎町(おおさきちょう)の地層
大崎町の一部に古第三紀の日向層群が顔を出していますが、大部分は入戸火砕流のシラス台地が広がっています。入戸火砕流の最下部を占める大隅降下軽石を加工して、大崎町の会社がシラスブロックを考案し、芝をつけて屋上緑化や道路の芝生化に成功し、都市部のヒートアイランドの緩和に使用されています。鹿児島市の市電軌道敷の芝生もシラスブロックに植えられています。志布志湾沿いには美しい砂丘が発達し、その内陸側には「神領」や「横瀬」の前方後円墳が点在します。「神領古墳」の石棺は、入戸火砕流の溶結凝灰岩で造られていました。
大崎町の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
- ●堆積岩類
- 四万十累層群:日向層群
- ●火砕流堆積物
- 幸屋火砕流
- 大隅降下軽石・入戸火砕流
- 阿多火砕流
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