与論町(よろんちょう)の地層
与論島は、東西方向の断層で隆起して露出する、四万十累層群に対比されている立長層の堆積岩の狭い分布地域を除けば、琉球層群の石灰岩に広く覆われています。海岸線は裾礁で縁取られ、最外縁部が切れた東海岸の内側に百合ヶ浜と呼ばれる干潮時に顔を出す白い砂浜があります。その砂のほとんどが星砂から出来ています。星砂の正体は、有孔虫という単細胞動物(原生動物門)のあるグループで、熱帯や亜熱帯の浅い海に棲息しています。殻は炭酸カルシウムでできており、学名(属名)はバキュロジプシナ、バキュロジプシノイデスやカルカリナなどです。水中メガネをつけて潜れば、海藻などの表面に生きた星砂が見つかります。
与論町の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
- ●堆積岩類
- 琉球層群:那間層・城層
- 四万十累層群相当層:立長層
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