三島村(みしまむら)の地層

三島村は竹島、硫黄島、黒島の3つの島からなります。海に没してその姿を見ることはできませんが、鬼界カルデラの外輪山の縁に竹島と硫黄島があります。黒島は鬼界カルデラの西方に離れて浮かぶ島で、3島のなかで最も大きく、古い火山島です。鬼界カルデラは縄文時代早期の約7300年前に火砕流を伴う大噴火を起こし、今のような形になりました。その時の火山灰層は「アカホヤ火山灰」と呼ばれ、遠く関東地域にまで達しています。アカホヤは重要な鍵層として考古学の時代決定に使われています。岸近くに赤や緑の変色海域が広がる硫黄島は、平家の世に流された俊寛僧都の悲話の舞台でもあります。
三島村の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
- ●火山岩類
黒島:旧期火山島
- ●火山
硫黄島・竹島:新期火山島;鬼界カルデラ
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