いちき串木野市(いちきくしきのし)の地層

いちき串木野市の東部には新第三紀の火山岩が連なり、冠岳一帯は、古く平安朝のころから山岳宗教の霊山として栄えました。山は険しく、冠岳の西側では見事な玄武岩の柱状節理を見ることができます。東岳の南麓に冠岳神社があり、神社奥の谷は仙人峡と呼ばれています。凝灰角礫岩や集塊岩からなる岩壁には熱帯性のシダ植物であるキクシノブなどの植物群が繁茂しています。休止している串木野鉱山の坑道は年間を通じて温度が安定しているために、芋焼酎の貯蔵庫「金山蔵」に生まれ変わりました。
いちき串木野市の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
- ●火山岩類
北薩中期火山岩類
北薩古期安山岩類
- ●火砕流堆積物
入戸火砕流
加久藤火砕流
川内火砕流
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