曽於市(そおし)の地層

曽於市の北西部には白亜紀の四万十累層群が、東部には古第三紀の日向層群・日南層群が分布しています。これらの地層を除くと、地域のほとんどが入戸火砕流堆積物に覆われています。宮崎県都城市と接するあたり、関之尾滝の近くに溝ノ口洞穴があります。入戸火砕流堆積物の最下部の、あまり固結していない大隅降下軽石層が浸食されて空洞になったものです。入戸火砕流堆積物本体が溶結して硬いために空洞の天井が壊れず残ったものです。昭和30年に県指定天然記念物に指定されました。
曽於市の地層名リスト
*各層名の前の色は、画面右側の凡例(層序表)の色に対応しています。詳しくは、凡例(層序表)をクリックし、拡大してご覧下さい。地層の年代の古さや性質などがご確認いただけます。
- ●堆積岩類
四万十累層群:日南層群・日向層群
四万十累層群:財部層
- ●火砕流堆積物
幸屋火砕流
大隅降下軽石・入戸火砕流
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