鹿児島大学総合研究博物館 植物標本室 KAG
The Kagoshima University Museum, Herbarium, KAG
[KAG@Index Herbariorum]


1.画像つき植物標本データベースの公開> [標本データベースへ link to the website of KAG Database]

KAGでは植物標本のスキャンによるデジタル画像化を進めており、2022年6月現在約15万点の標本をインターネットから閲覧できるようになっています。
標本庫全体では推定18万点の標本が収蔵されており、現在もデータベースの作成を進めており、順次公開しています。

なお、画像の著作権は鹿児島大学総合研究博物館にあります。個人的用途には自由に使って頂いてかまいませんが、 広く再配布したり、商用目的で使う場合には、必ずご連絡ください。


2.鹿児島県の維管束植物分布図集
Distribution Maps of Vascular Plants in Kagoshima Prefecture

鈴木英治博士が中心となり、鹿児島県内に生育する植物全3914分類群の分布図を整備し、2022年2月に当館の研究報告として出版されました。

全県版 鹿児島大学総合研究博物館研究報告 No. 17, 526 pp.
奄美群島版 鹿児島大学総合研究博物館研究報告 No. 18, 252 pp.

冊子体は鹿児島大学インフォメーションセンターにて購入可能ですが、通販には対応していませんので下記学芸員(田金)まで直接ご連絡ください。代金を指定口座に入金した後に、着払いで発送となります。
PDF版は当館の「出版物」のページからダウンロードしてしてご利用ください > [
印刷物のページ]

■正誤表へのリンク> [正誤表 Errata list]

■出版後に確認された新知見へのリンク> [出版後に確認された新知見等]

■分布図集に掲載した植物の2次メッシュ(約10km四方)ごとのデータ(エクセルファイル)> [MeshData_Kagoshima_Plants_2022Ver1.xlsx]

利用者はCCBY-NCのライセンスの下で、以下の引用と共に自由にご利用頂いて構いません(クレジットを表示し、かつ非営利目的であることを主な条件に、改変したり再配布できます)。
・鈴木英治・丸野勝敏・田金秀一郎・寺田竜太・久保紘史郎・平城達哉・大西亘 (2022) 鹿児島県内の維管束植物分布図集-2次メッシュデータ第1版.https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/publications/plants/MeshData_Kagoshima_Plants_2022Ver1.xlsx
・Suzuki E, Maruno K, Tagane S, Terada R, Kubo K, Hiragi T, Onishi W. (2022) Distribution Maps of Vascular Plants in Kagoshima Prefecture - 2nd Mesh Data, Version 1. https://www.museum.kagoshima-u.ac.jp/publications/plants/MeshData_Kagoshima_Plants_2022Ver1.xlsx


3.来館による標本資料の閲覧利用について
  植物標本室は、つぎのような方法で公開しています。

研究者向け利用
対象者:教育研究機関に所属する研究者とその紹介を受けた人
     学生の場合は指導教官の紹介を受けてください
     利用または見学を希望される方は、あらかじめ担当者までご連絡ください。
      原則として利用の1週間前までの申し込みとします

Please contact the following curator
    
植物標本担当学芸員 田金秀一郎  TAGANE Shuichiro
     電話 099-285-8140、FAX 099-285-7267、Email

   →[標本室利用の手引き]

植物標本室の位置 Location of KAG
  鹿児島大学郡元キャンパス 共同利用棟2階(A-22)
   ※総合研究博物館、常設展示室とは離れておりますので、ご注意ください。
   ※平日8:30-16:00(土日祝日を除く)

Access map to KAG
  Kagoshima University, Korimoto Campus, building no. A-22





4.収蔵している植物標本資料について

概要
1)収集開始  
  1900年代
2)主な収集地域
  @南九州から南西諸島にかけての地域(鹿児島県本土、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美群島、琉球列島)
  A日本各地
  B北アメリカ、ヨーロッパ、南アジア、東南アジア、ミクロネシア、台湾
3)標本点数  
  18万点以上(2022年現在)
  タイプ標本 170点以上を確認(現在整理中)
4)配架方法  
  旧ボゴールハーバリアム式ケースを使用
  被子植物(226科、869ケース) 科名のアルファベット順
   裸子植物(11科、23ケース) 科名のアルファベット順
  シダ類(100ケース) 岩槻(1999) 
  コケ類 1箱 (新敏夫教授収集

5)温湿度管理 
  20℃、50%(が理想だが、できていない)
6)防虫方法  
  パラジクロロベンゼン、またはエンペントリン(防虫成分)・イソチアゾリン系防カビ剤

これまでの歩み
1)鹿児島高等農林学校植物学教室時代(1908年〜)
  河越重紀教授
    県内各地,アメリカ(1923),ミクロネシア(1924〜1925)で採集,1万点を収集し,標本室の基礎を築く
 内藤喬教授  
    国内各地、欧米(1920〜1921)で採集活動
    標本点数 1934年(『鹿児島高等農林学校沿革史』)23439
2)鹿児島大学農学部造林学教室時代(1949年〜)
 初島住彦教授、迫 静男講師 
    琉球列島各地での採集活動、各地の大学との標本交換
    標本点数 1980年(『鹿児島大学農学部七十年史』)10万点以上
3)鹿児島大学総合研究博物館へ移管(2001年〜)

 丸野勝敏コレクション
    鹿児島県内(県本土、甑島)(1976年〜)
    標本点数 推定12000点(2019年4月現在6000点をデータベース化)
 鈴木英治コレクション
    鹿児島県内全域、インドネシア(1976年〜)
    標本点数 約15000点
 志内利明コレクション
    トカラ列島 1993、1994、2004年
    標本点数  約4000点
    

HP更新履歴
2019/9/12 カウンター設置
2022/3/14 分布図集について加筆 (4,091 visitors)
2022/7/8 分布図集に掲載した植物の二次メッシュデータを公開開始 (5101 Visitors)

Flag Counter